インプラントの主な後悔理由とは?失敗しない歯科医院選びのポイントも

2025.08.27

 

入れ歯やブリッジとは違った様々なメリットを多く持つインプラント。しかしその反面、「大きな手術を伴う」「費用がかかる」などのデメリットがあることも事実です。

 

ゆえに、「インプラントにしなければ良かった」と後悔することになったら……と不安を持つ人もいるようです。

 

実際に、インプラント治療においてトラブルに繋がってしまったケースも報告されていますが、それは事前に防ぐことができたトラブルだった、という背景も含まれています。

 

インプラント治療を受けてもし後悔に繋がる可能性があれば、どんなところに不安があるのか。後悔・失敗しない歯科医院選びのポイントも含めてお伝えしていきます。

インプラント治療を後悔する主な理由と対策方法

 

ほとんどの人が「インプラント治療を受けて本当に快適になった」と感じていらっしゃる一方で、トラブルに見舞われてしまい、「やらなきゃよかった」と感じている人がいることも確かです。

 

その主な理由は以下の8つに分けられます。それぞれの要因と、その対処法について詳しく解説します。

手術が失敗した

インプラント治療では、歯科治療の中では最も大がかりな手術を伴います。歯茎を切開し、顎の骨に穴を開けて人工歯根(インプラント体)を埋め込み、アバットメントと呼ばれる繋ぎ部分を歯茎に露出させ、そこに義歯を設置するという仕組みになっています。

 

 

この手術の際に、以下のようなミスが起こる可能性があります。

 

  • 手術に用いたドリルの回転速度が速すぎて、骨細胞が機能しなくなってしまった(オーバーヒート)
  • インプラント埋入の深さ・角度・位置が適切でなかった
  • 感染症を発症した

 

これらのような手術のミスは、事前の検査不足や歯科医師の経験不足・技量不足などが主な要因です。知識・経験豊富な歯科医師を選ぶことで、手術の失敗は防ぐことができます。

インプラント周囲炎が生じた

インプラント治療を受けた人に生じやすいトラブルのひとつに、「インプラント周囲炎」というインプラント特有の歯周病があります。

 

 

インプラント治療を施した箇所は顎の骨や歯茎に部品が埋まっていることから、歯茎と部品の隙間に溜まったプラーク(歯垢)から細菌が侵入しやすく、歯周病を発症しやすい環境にあります。

歯周病は一度発症すると治ることのない病気で、膿や腫れ、出血などの症状が表れます。放置してしまうと周囲の骨が溶けてしまい、インプラントの脱落にも繋がってしまいます。

 

インプラント周囲炎を防ぐには、日々の歯磨きと定期メンテナンスが非常に重要です。まずはプラークが溜まらないようにしっかりと歯磨きを行っていただくこと。そして自分では気づきにくい異変を定期メンテナンスで見つけてもらうことでインプラント周囲炎を避けることができます。

 

インプラント治療を受けた患者様には歯科医院のほうから定期メンテナンスの案内があると思いますので、治療完了後も通い続けることが可能な立地の歯科医院を選ぶことも大切です。

 

関連記事:インプラントの歯周病「インプラント周囲炎」とは?おもな症状や原因、予防法などを徹底解説

インプラントが破損・欠損した

人工歯根はチタンという金属製の部品からできていて、被せ物もかなりの強度を持った素材の中からお選びいただくことができます。

 

本来の噛む力を発揮することができ、「自分の歯と変わらない使い心地」であることもインプラントの大きな魅力です。

 

しかし、中にはインプラントが破損した、欠損したという方もゼロではありません。その原因は主に以下の2つが挙げられます。

 

  • 噛み合わせが悪く、インプラントに過度な力が加わった
  • 歯ぎしりや食いしばりなどの癖があることを考慮できていなかった

 

これらは事前カウンセリングや検査などによって予見できたことです。

インプラント治療を希望される患者様の中には、強い食いしばり癖があることによって歯根が割れてしまい、インプラントを入れることにしたという方も多くいらっしゃいます。

 

インプラント治療に限らず、歯科医師にとって患者様の噛み合わせや食いしばり癖などは細かくチェックしていく項目の一つです。その予測を誤ってインプラントを埋入してしまうのは、医師の技量不足・経験不足と言えるでしょう。

 

そのようなトラブルを避けるためにも、インプラント治療を依頼する歯科医師選びは慎重に行うことが重要です。

矯正治療ができなくなった

歯列矯正とは、矯正器具を歯に装着して長期間をかけて歯を動かして歯列を整える治療のことを言います。

 

インプラントは、顎の骨に穴を開けて部品を埋めるため、手術後はインプラントを入れた箇所を動かしたり角度を変えることはできません。

 

つまり、インプラントを入れた後に歯列を矯正することはできなくなります。

 

この場合は、インプラント治療を始める前に、歯科医師に「いずれ歯科矯正も検討している」ことを伝えていただくことが大切です。歯科矯正を終えてからインプラント治療を行えば問題ありません。

 

カウンセリングの時点で、患者様の歯並びに問題がありそうだと歯科医師のほうで気付けば、インプラント治療を始める前に「歯科矯正を検討していますか」と質問してくれるはずです。

 

インプラント手術における技術などに加え、このような対応面も含めて歯科医師を選びましょう。

見た目が悪くなった

特に前歯のインプラントは、見た目が非常に重要です。前歯を義歯にする際、入れ歯ではなくインプラントを選んだのは、やはり「審美性の高さ」が大きな理由だったはずです。

 

しかし、その肝心の見た目が悪くなってしまっては元も子もありません。

こちらも手術を担当した歯科医師の見立て不足、技量不足によるものと言うことができます。

 

両隣の歯とインプラントの歯がしっかり密着しておらず、僅かな隙間があったためにインプラント部分が傾斜してしまうことが原因ですので、インプラント治療の実績の多い歯科医院を選ぶことでこのトラブルは回避できます。

痺れや痛みが残った

インプラント手術は顎の骨に穴を開けるため、その際に神経を傷つけてしまうと痛みや痺れが残ってしまうことがあります。

 

そのようなことが起こらないよう、事前の検査で神経が通っている箇所をしっかり把握・確認してから手術計画を立てます。

 

しかし、検査の甘さや手術技量の低さによって、このようなトラブルが起こる可能性もゼロではありません。

 

こちらも、実績の多さや技量の高い歯科医師を選ぶことで、そのリスクを最小限まで抑えることができます。カウンセリングの時点で、どのような検査を実施しているのかを詳しく聞いておくことも有効な手段です。

費用がかさんだ

インプラント治療における最も大きなハードルは、費用の高さです。保険適用ができないインプラントは、入れ歯やブリッジと比べて一気に費用が上がります。

 

その相場はインプラント1本あたり30~50万円程度で、なかなか気軽に出せる金額とは言えません。

 

関連記事:インプラントの相場はいくら?費用の内訳と安く抑えるポイントも紹介

 

自由診療のため、各歯科医院が自由に価格設定ができることと、患者様の口腔状態によって処置も変わってくるため、インプラント治療を受ける際は複数の歯科医院にて見積りを依頼することをおすすめしています。

 

その中から実際に治療をする歯科医院を選んでいただきますが、当初に出されていた見積り金額に追加費用が発生することも稀にあります。

 

検査を進める中で、例えば顎の骨が小さかったことによって骨を増やすための処置、骨密度を上げるための処置が必要になる、などです。

 

そのようなケースもあることを想定した上でインプラント治療に進んでいただくことをおすすめします。

 

また、インプラント治療は、義歯を装着したらそれで終わりではありません。先ほどお伝えしたように、インプラント周囲炎などを防ぐために、特に不具合を感じていなくても定期的なメンテナンスが必要となります。

 

関連記事:インプラントのメンテナンスにかかる費用とは?相場や必要性も解説

 

「メンテナンス費用がもったいないから」と定期メンテナンスに通わずにいると、数年後にインプラントにもし不具合が生じた際に「保証外」となり、さらに費用がかさむことにも繋がります。

 

インプラント治療を受ける際には、口腔状況によっては追加費用が発生する可能性があること、治療が完了しても定期メンテナンス費用がかかることなども考慮しておきましょう。

対応できる歯科医院を見つけるのに苦労した

インプラント費用は決して安くない金額であるため、「できるだけ安いところで」という心理になってしまうのは当然です。

 

それゆえに、日本国内であまり一般的ではないインプラントメーカーの部品を使用してコストを下げている歯科医院で治療を受けてしまうと、引越しなどでその歯科医院に通えなくなった場合に苦労することになるかもしれません。

 

「安い部品を使っているから質の悪い治療になる」と断言できるわけではありませんが、安いことにはそれなりの理由があります。多くの歯科医院でそのメーカーを使用していないことにも、理由があります。

 

治療後も定期メンテナンスを続ける必要があるインプラント。引越し先で転院先を見つけようとしても、「そのメーカーは取り扱いができません」と断られてしまっては、メンテナンスを受けることができなくなってしまいます。

 

そうならないよう、インプラント治療を受ける前に、その歯科医院で使用しているインプラントメーカーを問い合わせておくこともおすすめします。

 

関連記事:インプラントの有名メーカーとは?世界4大メーカーの特徴を全解説

インプラント治療で後悔しない歯科医院選びのポイント

 

インプラント治療における各種のトラブルについてご説明してきましたが、多くのトラブルは「歯科医院選び」で避けることができます。

 

知識・技術に優れ、多くの実績を持つ歯科医院であり、問い合わせ対応やカウンセリングで「ここなら」と思える歯科医院を選ぶことが最も重要です。

 

では、具体的にどのようなポイントをクリアすれば「後悔しない歯科医院選び」となるのでしょうか。6つに分けてご紹介します。

治療内容・リスクについて十分説明できる

インプラントは安全性が確保された治療法です。しかし、メリットばかりではありません。

 

ただやみくもに「インプラントにしたほうがいい」とすすめるばかりの歯科医師よりも、患者様が後悔しないように、インプラントのデメリットに関しても事前に伝えてくれる歯科医師のほうが信頼できると言えます。

 

デメリットの他にも、インプラント治療というのは具体的にどんな処置をするのか、どのような特徴がある治療法なのか、その詳細を分かりやすく説明してくれる歯科医師であるかどうかが重要なポイントです。

 

  • インプラント治療のメリットとデメリット
  • ブリッジ・入れ歯など、ほかの治療方法との比較
  • 検査方法や症例について
  • インプラントの耐用年数
  • 治療にかかる期間・費用
  • 麻酔方法、痛みについて
  • 安全性、リスクについて
  • メンテナンス方法について

 

主にこれらの項目に関して、患者側が理解しやすいようにしっかり説明できる歯科医師を選びましょう。

円滑なコミュニケーションが取れる

インプラントは治療完了後も定期的なメンテナンスが必要となります。

 

治療を受けた歯科医院でその後のメンテナンスを継続していくのが一般的ですので、治療を受けた歯科医院とは長期的な付き合いになってきます。

 

担当になるであろう歯科医師と「なんだか上手くコミュニケーションが取れない」「話しづらい」「説明が理解しづらい」などと感じる点がもしあれば、長いお付き合いをする上で不安が残ります。

 

そうならないよう、治療を決める前のカウンセリングで歯科医師と話す際に、以下のことを確認しておきましょう。

 

  • 患者の希望や理想を傾聴し、丁寧なコミュニケーションが取れる
  • 質問しやすい
  • 口腔内全体を踏まえた診断ができる
  • 治療完了後、老後などに関しても相談できる

アフターフォローが充実している

先ほどお伝えしたように、インプラントの治療が完了しても、その後に定期的なメンテナンスが必須となってくるインプラント。

 

インプラント治療後は、埋めた部品の隙間から細菌が侵入しやすい状態になっているため、歯周病にかかるリスクが上がります。

 

もし歯周病になってしまっていても初期の頃は自覚症状が表れにくいので、歯周病になっていないかどうか、噛み合わせがズレてきていないか、歯石が付着していないかなど、プロのメンテナンスが必要です。

 

そのメンテナンスの頻度や費用、検診内容なども事前にチェックしておくと安心です。

 

また、その定期的なメンテナンスに通っている患者様に対しては、もしインプラントが破損したり不具合が生じた際に、無償で治療を行ってくれる保証制度を付帯している歯科医院も少なくありません。

 

当クリニックでも、定期メンテナンスに通ってくださっている患者様には永久保証をお約束しております。

 

もし保証制度が無い場合、固いものを噛んでしまって人工歯が欠けてしまった、埋めてある部品がズレてしまった等の治療費は全額自費となります。

 

インプラント治療は保険適用ができませんので、その治療費も高額となってしまいます。

 

それらのアフターフォローの制度に関しても事前にしっかり調べておきましょう。

 

関連記事:インプラントの保証期間はどれくらい?保証の条件や確認すべきことを徹底解説

費用の内訳が明確になっている

保険が適用されず、自由診療となるインプラント治療は、各歯科医院が自由に価格を設定できます。

 

そのため、インプラント治療の費用は歯科医院ごとにまちまちです。一般的な相場は30~50万円程度で、利益率以外にも、院内設備、スタッフの人数、立地条件、患者様の口腔状態などが治療費に反映されているかたちとなります。

 

決して簡単に出せるわけではない金額の治療費ですから、患者様にとっては「どこにどれくらいの金額がかかっていてこの総額になるのか」と納得して治療に進みたい心情があると思います。

 

内訳が曖昧なまま治療を進めてしまうと、「追加費用が発生します」ともし言われた際に「聞いてない!」と揉めてしまう要因ともなります。

 

そのような事態を防ぐためにも、事前に治療費の明細を具体的に提示してくれる歯科医院を選んだほうが賢明と言えます。

 

インプラント治療における費用の明細は主に以下のような項目で構成されていますので、事前にある程度は知識として覚えておきましょう。

 

  • CT・レントゲン等、精密検査にかかる費用
  • インプラント埋入手術費用
  • インプラント用仮歯費用、被せ費用
  • 治療後のメンテナンス費用

 

もし、30~50万円という相場よりもかなり安い治療費を提示している歯科医院があれば、なぜそのような金額になっているのか、その明細を必ず提示・説明してもらってください。

 

インプラントは顎の骨に穴を開ける外科手術となります。手術のための専用設備や機器が必ず必要ですし、埋入する部品や被せる人工歯も純度の高い高品質なものになりますので、「安いものには理由がある」と言えます。

 

価格を抑えるために安全性の確証が無い部品を使用していたり、手術経験や知識の浅い歯科医師が担当している可能性が考えられます。

 

治療費を構成している内訳が明確に提示されていて、納得できる説明がしっかりできる歯科医院を選ぶようにしましょう。

セカンドオピニオンを受ける

もし、治療を開始した後で「なんだか治療箇所に違和感がある」「でも相談しにくい」と思ってしまったら、他の歯科医院でセカンドオピニオンを受けることもひとつです。

 

本当は違和感があったり疑問に思っていることがあるのに「言いにくい」で放置してしまうと、あとになって後悔してしまうかもしれません。もし治療途中だったとしても、何か不安点や疑問点があって、担当歯科医師に訊きづらい場合は他の歯科医院に「セカンドオピニオンをお願いしたい」と申し出てみましょう。

 

そしてその際は、親身に相談に乗ってくれて丁寧なヒアリングをしてくれる歯科医院を選んでください。

治療実績が豊富なことを確認できる

高度なテクニックや深い知識が必要なインプラント治療ですが、治療実績の多さもぜひ確認してみてください。

 

多くの患者様を診てきた実績がある歯科医院なら、ホームページなどにその記載があります。難しい症例の患者様の紹介や、どのような治療方法を選択しているのか、使用している機器は何なのか等、確認できるはずです。

 

また、手術中や治療途中で何かイレギュラーな事態が起きても、その対処法に長けています。患者様のご要望に寄り添った制度も充実しているはずですので、実績の多さは信頼の証となります。

 

ホームページなどでチェックすべき点は以下のようなものが挙げられます。

 

  • インプラントの専門医がいるか
  • 公式サイトで症例が確認できるか
  • インプラントの口コミを多く確認できるか

 

関連記事:インプラント専門医・歯科医院の選び方とは?押さえておきたいポイント11選を徹底解説

大阪でインプラント治療をはじめるなら本町通りデンタルクリニックへご相談ください

インプラント治療は、一般的な歯科治療とは異なる知識・経験が必要です。

 

しかし、歯科医師免許があれば誰でもインプラント治療を行うことができてしまうのもまた事実です。

私たち本町通りデンタルクリニックは、インプラント学会から認定された歯科医師が複数在籍しており、これまでに多くの患者様を診てまいりました。

 

 

2024年には「患者さんが選ぶ、大阪府のおすすめインプラント医院ランキング」で1位に選出され、多くの患者様のお役に立てたことをとても嬉しく思っております。

 

 

私たちには多くの症例を診てきた経験がありますので、体質や口腔状況、持病などによって他院で断られてしまった方でも、まずは当院までご相談ください。

まとめ

「インプラントにしなければ良かった」という後悔をしないよう、様々な対策をお伝えしました。

 

医療において100%はありませんので、万が一のケースも決してゼロではありません。しかし、丁寧な下調べや賢明な判断によって、リスクを抑えることは可能です。

 

インプラント治療を受けた歯科医院とは長いお付き合いになりますので、価格や治療自体はもちろん、その後のメンテナンスのことまで視野に入れた賢い選択をしていきましょう。

 

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