奥歯の3本連結インプラントの費用目安とは?内訳と費用を左右する項目についても解説

2025.05.01

 

歯ブラシが届きにくい奥歯に虫歯ができてしまう人は多くいます。虫歯が歯根近くにまで及び、奥歯3本が抜歯になってしまった場合、入れ歯のフックを引っ掛ける歯やブリッジの土台になる歯が隣に無いため、義歯を入れる方法が限られてきます。

 

また、奥歯は食べ物を噛むときに強い力がかかりますので、強度も確保したい箇所です。

 

その際におすすめしたいのが、「3本連結インプラント」です。「3本連結インプラント」とは、どのような治療法なのでしょうか。治療内容やその内訳、注意点などもあわせてお伝えしていきます。

奥歯に3本の連結インプラントを入れる「インプラントの3本ブリッジ」

抜歯した際に人工歯を入れる方法として、入れ歯、ブリッジ、インプラントという3つの選択肢から選ぶことができます。患者様が歯に求める機能性や審美性、体質やご予算などから患者様に合った方法をお選びいただくことができますが、奥歯3本が抜歯になってしまった場合は、入れ歯、ブリッジを選ぶことが難しくなります。

 

ブリッジも入れ歯も両隣の歯を支えにして義歯を置きますので、いちばん奥の歯を失ってしまった場合は、支えとなる歯の片方を確保することができません。

 

 

すると、残る選択肢は「インプラント」となります。インプラントは人工歯根を埋め込んで義歯を固定するため、隣の歯に頼る必要がないからです。インプラントを3本それぞれ埋め込むことも可能ですが、「3本連結インプラント」を選択すると治療費を安くすることができます。

 

3本連結インプラントとは、3本のうちの両端の歯をインプラントにして、その2本の歯を土台にして真ん中の歯を橋渡し(ブリッジ)にして繋げる構造になっています。3本の歯は繋がっていますので「連結」という呼び方をします。

 

 

インプラントとブリッジの技術を併せたこの方法ですと、2本のインプラントを埋入するだけでいいので、3本それぞれをインプラントにする方法よりも費用を安くすることができます。

 

また、ブリッジの土台にするための両隣の歯があまり丈夫でないケースにもおすすめの方法です。

奥歯に3本の連結インプラントを入れる場合の費用目安

 

3本連結インプラントにする場合の費用相場は、80~150万円程度となります。3本それぞれをインプラントにする場合は105~240万円程度になりますので、費用を大きく抑えられる可能性があります。

 

ただし、支柱が2本よりも3本のほうがやはり安定度は増すため、3本のほうが咀嚼力や強度は上がります。

奥歯3本の連結インプラント治療、費用の内訳は?

インプラントは1本30~50万円ほどかかりますので、インプラント2本+ブリッジの3本連結インプラントももちろん高額になってしまいます。

 

しかし、高度な技術と専門の知識、多くの経験が求められるインプラントの費用が高額になってしまうのには、しっかりとした理由があります。

 

奥歯3本の連結インプラントの費用の内訳について細かく解説していきます。

 

※各項目の費用相場は患者様の体質・口腔内の状態などにより変動します

 

検査・診断の費用

一般的な歯科治療で行われる検査は、歯の内部を撮影するレントゲン検査のみの場合がほとんどです。

しかし、インプラント治療をする際には、レントゲン写真だけでは不十分です。顎の骨を削って人工歯根を埋める大きな手術を伴いますので、歯の内部や奥行き、顎の骨などを細かく把握する必要があります。

 

インプラントが埋められるだけの骨密度や骨の大きさがあるか、手術に耐えられる体の状態かどうかなども含めて様々な検査を行いますので、その検査代が発生します。

 

各検査の費用の目安は以下になります。

  • レントゲン撮影:5,000円〜1万円
  • CT撮影:1万円〜3万円
  • 診断費用、治療計画の策定費用など:5,000円〜2万円

抜歯の費用

インプラント手術をする前に、抜歯が済んでいない場合は抜歯手術の費用が加わります。

 

歯の状態によって抜歯手術にも様々なケースがあり、それぞれの費用相場はこちらです。

  • 単純抜歯:5,000円〜8,000円
  • 複雑抜歯(歯の一部が歯茎に埋没している場合):1万円〜3万円
  • 埋伏歯抜歯(歯が骨の中に埋没しており、骨を削らないと抜けない場合):3万円〜8万円

手術の費用

歯が完全に取り除けたら、インプラント体と呼ばれる人工歯根を埋め込む手術に入ります。インプラント体を含めた各部品は生体親和性が高く純度の高い高品質な金属ですので、ここにも大きな費用がかかってきます。

ただし、使用しているメーカーなどによって部品の価格は変わってくるため、歯科医院によって多少の差が出てきます。

  • インプラント体(人工歯根)の費用:10万円〜25万円
  • アバットメント(インプラント体と人工歯をつなぐ支台):3万円〜8万円
  • 手術費用など:5万円〜10万円

また、インプラント体を埋められるだけの骨の大きさや厚みが無い場合は、骨量を増やす骨造成などの事前処置が必要になりますので、更に費用がかかります。

  • 骨の量を増やす手術(骨造成):5万円〜20万円
  • 骨を持ち上げる手術(サイナスリフト):10万円〜30万円

仮歯の費用

インプラント体を埋め込み、アバットメントと呼ばれるネジ状の部品を歯茎に露出させたら手術は完了です。これらの部品がしっかりと骨や歯茎に定着し、炎症などが起こらないか経過観察をするため、その期間中は仮歯を入れます。仮歯の期間は3~6カ月ほどになります。

  • プラスチック製の仮歯:5,000円〜1万円
  • 金属製の仮歯:1万円〜2万円

人工歯の費用

仮歯期間を終えると、人工歯に入れ替えます。入れ歯などに使われる保険適用内のレジン製の人工歯は透明度やツヤが無いため、天然歯と比べると明らかに違いが分かります。

 

しかし、インプラントに使用する人工歯は天然歯と見分けがつかないほどのクオリティの高さがあり、ご予算に応じて強度なども選べます。

 

3本が繋がった状態である連結の人工歯の場合は、15~60万円程度になります。

 

関連記事:インプラントの素材の種類とは?パーツ別に各素材のメリット・デメリットを紹介します

術後の検診費用

手術が終わり、人工歯が装着された後も、患部の状態を確認するために何度か通院する必要があります。通院回数や通院期間は歯科医院や患部の状態によって変わってきます。

  • 通常の診察:1,500円〜3,000円
  • 歯のクリーニング:5,000円〜1万円

術後の検診が終わった後も、インプラントは定期的な検診が必ず必要になります。普段の歯磨きでしっかり汚れを落としていないと歯茎に炎症が起きやすく、「インプラント周囲炎」というインプラント特有の歯周病になってしまうおそれがあるからです。

 

インプラントの万全な状態を維持するために、定期検診の費用がかかってくることも覚えておいてください。

奥歯3本の連結インプラント治療の費用を左右する要素

 

インプラントは保険適用外の自由診療であるため、歯科医院によって費用はまちまちです。それは奥歯3本連結インプラントでも同じです。

 

では、主にどのような理由によって費用に差が出てくるのでしょうか。

  • 使用するインプラントのメーカー
  • 各パーツの材質
  • 治療の難易度
  • 術後保証の有無、充実度
  • 歯科医院の設備
  • 歯科医院の立地や環境
  • 歯科医師の技術力
  • 患者様の健康状態(口内の状況、全身疾患の有無など)
  • 追加処置の要否

これらの理由などでインプラント費用が左右されていきます。

それを把握したうえで、ご予算やニーズに合った歯科医院を探し、選ぶことが最も重要となります。

インプラント治療では、安すぎる歯科医院に要注意!

インプラント手術・治療は先進的な歯科技術ではありますが、やはり費用面で一歩が踏み出せない人も多いと思います。

 

しかし、入れ歯やブリッジの欠点を補うことができ、奥歯3本という難しい箇所でも機能性の高い人工歯を装着できるメリットは大きいと言えます。

 

インプラント費用を抑える方法もいくつかあり、上手にコストカットしていただくことは可能です。

 

関連記事:インプラントってなぜ高額なの?その理由と信頼できるクリニックの選び方

 

しかし、「とにかく安いところで」と費用面だけでインプラント治療を任せる歯科医院を決めてしまうことは避けましょう。

 

インプラント手術・治療は、歯科医師免許を持っていれば誰でも行うことができ、特別な免許や資格は必要ありません。つまり、インプラントに関して専門的知識を持っていて経験豊富な歯科医師もいる一方で、知識も経験も浅い歯科医師もいるということです。

 

また、安くて品質も悪いメーカーのインプラントを使用して治療費を安くしている歯科医院も残念ながらあるようです。

 

インプラントは体の中に埋め込むものですので、質の悪い部品を埋め込んだせいで炎症などが起こり、インプラントが抜け落ちてしまうなどのトラブルに繋がるおそれもあります。

 

手術費・治療費は安いものの、その後のアフターケアや保証制度が万全でなく、術後にトラブルが起きて診察を受ける度に高額の費用がかかってしまうケースもあります。

 

「安かったから」という理由で歯科医院を決めてしまうと後悔に繋がってしまう可能性もありますので、インプラントに関する知識や経験、使用しているインプラント部品メーカー、術後の保証など、様々な視点で納得できる歯科医院をじっくり探すことがとても重要です。

まとめ

奥歯3本を失った場合に有効となる治療法、3本連結インプラントについてお伝えしました。

 

人工歯根を埋め込んで自立することができるインプラントは、1本1本埋め込む以外にもこのように連結した状態で義歯を入れる際にも役立ちます。

 

気になる費用面においても、手術・治療の行程ごとにどれくらいの費用がかかっているのかもご理解いただけたかと思います。

 

自由診療であるため大きい金額にはなりますが、「インプラントにして良かった」と思っていただき、自分の歯があったときと変わらないほど快適なお口環境を手に入れていただきたい。そんな思いで本町通りデンタルクリニックではインプラント手術・治療を行っております。

 

私たちは日進月歩であるインプラントの専門知識を積極的に学び、多くの患者様のインプラント手術・治療を行ってまいりました。生涯において快適な歯で過ごしていただきたいという思いから、永久保証もお約束しております。

 

インプラント1本のみはもちろん、連結インプラントに関しても本町通りデンタルクリニックにお任せください。

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